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js-STARの教科書 XR+対応版 #15 〜3.度数の検定(5) i×j表(カイ二乗検定)

3.7 i×j表(カイ二乗検定)

i×j表は、縦i×横jの大きさの表になります。表のサイズに合わせて、縦iと横jの値を指定して表の大きさを変更します。
一般にはカイ二乗検定と呼ばれています。
有意だった場合には、自動的に残差分析を行います

画面構成
<表の大きさの設定>

縦(行)と横(列)の数を入力します。セルに値を直接入力するか、セルの右端の上下【▲▼】ボタンをクリックして値を増減します。

<データ入力セル>
セルレイアウト
です。各セルにキーボードから値を入力します。「一括代入エリア」に貼り付けたデータを一括して代入することもできます。

<一括代入エリア>
半角スペース
カンマTAB のいずれかで区切られた数値データを一括してセルに代入できます。表計算ソフトなどとの連携に利用します。

<イェーツの補正設定>
2×2のみ
イェーツの補正を行うかを設定できます。

<Rオプション>
Rプログラムのオプションを指定します。

<結果エリア>
分析結果が出力されます。結果エリア上部には、【保存】【コピー】【消去】【タブ変換】のメニューがあります。このエリアの下部には、Rプログラムエリアがあります。

使い方
0. 手法【i×j表(カイ二乗検定)】を選択します。
1. 表の大きさを変更します。
2. 度数を入力します。
3. 【計算!】をクリックして計算結果を出力します。
4. 結果を保存します。

補足:
イェーツの補正は2×2で度数が少なかった場合に補正を行うものです。補正を行うにはチェックボックスにチェックを入れます。

大きな表の使い方
横(列)が12以上の場合には、セルレイアウトからテキストエリアレイアウトが変わります
。表計算ソフトから「テキストエリア」にデータをコピペします。

スタック形式によるデータ入力
スタック形式は、2つの観測値を集計する前の元データです。
下の表は、性別ごとに好きな教科を調べた結果です。
男→1・女→2、国→1・数→2・英→3のように数値化して利用します。

1. 表計算ソフトからコピペします。
2. 「一括代入エリア」の右下隅の【代入】ボタンをクリックします。
→ データがセルに代入されます。
「一括代入エリア」がアクティブな状態で【Shift】+【Enter】でも代入できます。

#jsSTAR #フリーソフト #統計 #データ分析

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